私が今回書きたいのは、「サルエルパンツ」についてです。最近はずっと何かの服の種類に関することを買いていなかったので、今回は原点回帰みたいな感じでサルエルパンツをとりあげます。
サルエルパンツは、知っている人も多いと思いますが、股下がめちゃくちゃダボっとしているパンツのことです。あまりに股の部分が下だから腰パンしてるんじゃないか、と思われる人もいるかもしれませんが、サルエルの場合は元からそういうデザインになっているので特に腰パンをしなくてもゆるい印象を出すことはできます。
このサルエルですが、実はルーツをたどると民族衣装にたどり着くことは、ご存知でしたか?
これはもともと、イスラム教圏である中東の国々で愛用されている下体衣、「サルール」というものからきているのだそうです。サルールもまた股下が非常にゆるいデザインとなっており、これをモチーフにデザインされたのがサルエルパンツです。1977年にパリコレで初登場し、そこから人気を得て現在に至っているのだとか。
ダボついた服の着方をすることになるので、服装の規律にうるさい人たちからはよく「あんな服の着方はみっともない!」と言われることもありますが、実は日本人向きの服装なんですよね。
というのは、日本人…というよりもアジア圏内の人々は、欧米人よりも基本的に足が短い傾向になります。ハーフならいざ知らず、純粋なアジア人だと足が長く生まれてくるのはなかなか難しいところなのだとか。
そうした足のディスアドバンテージを挽回しやすいのが、サルエルパンツなのです。何せ、股下を隠すことが出来ますからね。加えて、少しウエスト部分を上に配置することで、足を長く見せることもできるようになります。
ズルいと言われてしまったらそれまでなんですが、変に欧米人のファッションを真似するよりも、もしかしたら魅力が出てくるかも。
ただ、グロップはサルエルパンツを穿かないと思います。似合いませんでした…。
見た目がアンニュイな感じの人とか、キレイ目の人には似合いそうなんですが、私の場合は単にだらしない服装をしているようにしか見られませんでした…。
私にはやっぱり、カジュアルとかスポーティーなものの方が似合ってるようです。